毎年5月27日はセーラー万年筆の創立記念日!


(創業当時の呉市稲荷町工場。中央のハンチング帽の男性が阪田久五郎。当時28才)

セーラー万年筆の歴史は創業者・阪田久五郎と万年筆との出会いから始まりました。
日露戦争後、友人が英国留学土産にくれた万年筆に激しい衝撃を受けた久五郎は、後に『万年筆というものを生まれて初めて見た時の心のときめきは、言葉で言い表せないほどだった。』と語っています。この出会いが原点となり、1911年(明治44)2月11日に広島県呉市に阪田製作所を創業、万年筆に生涯を捧げることになりました。


創業から15年後の1926年(大正15年)5月27日、天皇陛下(当時 摂政宮)民間産業奨励のため、浜田町工場をご訪問されました。この栄誉を機に5月27日を創立記念日と定め、今日に至ります。

 

「SAILOR」の由来


軍港都市・呉にあり、将来は自らの製品を船によって輸出し、海外に覇を唱えたいという念願と、ひとりの提督より多くの「水兵(セーラー)」が大切だという民主主義的思想を盛り込んで商標を「セーラー」と命名し、錨(いかり)に水兵がまたがっている図柄を作りました。
-「故 阪田久五郎翁略傳」(昭和36年)より