製品の詳細
創作加賀塗「清雅塗(みやびぬり)」
清雅塗は、漆を刷毛で塗り表面を磨き上げ、さらに絹布を用いて漆を重ねて文様をつけていく新たな技法です。
絹布に漆を取り、ゆっくりと染み出させながら撫でることで豊かな表情を造り上げていきます。
文様は、あえてあまり強く浮き上がらせないように、地色漆と特殊な加工の漆を用いて奥ゆかしさをも表現しました。
さらに純金粉と純銀粉を漆の表面に優しく散りばめることで上品な端麗さも兼ね備えた、漆刷毛塗りのみでは表現がかなわない趣のある表情を見せる塗り技法となります。
清雅塗を仕上げた後、漆の乾燥安定の為1ヵ月~2ヵ月 室(むろ)で適切に保管した後、製品組立に入ります。
【深緋(ふかきあけ)】飛鳥時代からの高貴な色。茜と紫を交染する手数のかかる染色法であった。
【紺瑠璃(こんるり)】江戸時代に、高貴な瑠璃色がかった紺色は、暗い紺色に対し輝くように見え流行した。
【藍碧(らんぺき)】碧は『碧玉』を示し、出雲の玉造石など古代より神秘的な貴石とされていた。
【文人茶(ぶんじんちゃ)】明治中期に、詩・書・画など文芸を嗜む文人趣味から生まれた洒落た茶色。
パッケージは漆製品の保管に最適といわれる桐箱となっており、結び紐は伸びにくく丈夫な真田紐を採用しています。